福岡県茶業について<概要・生産基盤>

■ 福岡県における茶生産の概況

「福岡県の八女茶」は、地域の気象、土壌条件などの特性を活かし、長い歴史と伝統の中で振興が図られてきました。県南部の八女地域を中心に、その周辺地域のうきは、朝倉、京築で栽培され、本県の主要特産物として地域農業に定着している。

1.栽培面積

茶栽培面積は1560haで全国6位となっている。そのうちの約90%は八女地域にあり、その他に、うきは、朝倉、京築地域で栽培されている。ここ10数年はほぼ横ばいで推移している。
福岡県の推奨品種は「やぶきた」「かなやみどり」「おくみどり」「さえみどり」「やまかい」「さみどり」「おくゆたか」「ごこう」「あさつゆ」の9品種であり、導入面積は「やぶきた」が中心で77%、「かなやみどり」4%、「おくみどり」4%、「さえみどり」3%、「やまかい」2%などである。

2.栽培農家戸数

栽培農家戸数は2,258戸で年々減少し続けている。この20年間で4分の1に、この10年間で1,500戸が減少している。

3.茶園管理機械の導入

茶の摘採は可搬型から乗用型に急速に転換した。平成12年に乗用型摘採機の導入台数は47台であったのが、平成26年には227台と大幅に増加し、可搬型摘採機による面積(680ha)よりも乗用型摘採機による面積(900ha)が多くなっている。

4.茶園用施設の整備状況

防霜ファン設置面積1,139ha、スプリンクラー(灌水、防除用)539ha、点滴灌水施肥施設28haなど整備面積は徐々に増加している。

5.製茶工場

製茶工場は平成12年に県下にあった225工場が平成26年には140工場へ合併し、大型の近代的な工場へと整備が進んでいる。

6.荒茶生産量

本県の荒茶生産量は約2,300トン(全国6位)でここ10年間2,000~2,300トンで推移している。
本県で生産されている茶種は煎茶、かぶせ茶、玉露、てん茶(抹茶)、番茶などで、玉露、てん茶は八女の山間部を中心に生産されている。

荒茶生産量の推移