新茶がおいしい 格別の季節
新茶のおいしい季節がやってきました。
新茶とは、八十八夜(立春から数えて88日)の頃に摘んだ新芽の茶葉のこと。新茶は栄養価と香りが高い点が特徴とされ、新茶を飲むと一年間無病息災で過ごせるとも言われているそう。
ぜひ、今の時期しか味わえない旬の味を楽しみましょう。
新茶とは収穫の時期で決まります。その年の一番に摘まれたもの。それが新茶です。
緑茶=日本茶には製造工程の違いによってさまざまな種類が存在します。
新茶が出回ると、去年のお茶は古茶となります。八女はお茶と一緒に季節の移りを感じる地方です。
お茶の味を決めるのは【カテキン(渋み)・テアニン(旨味)・カフェイン(苦味)】の3つの主成分です。
これらの浸出の仕方にによって味が変わります。
お茶の味を左右するのがお湯の温度です。
お湯の温度が高いほどカテキンやカフェインが多く出てきます。
長く時間をかけて入れることでテアニンが出てきます。
テアニンとはどんなもの?
「テアニン」とは、緑茶などのお茶に含まれるアミノ酸の一種です。
お茶のうま味や甘味の成分となります。 リラックスする成分でも知られています。
そのため、休憩や安眠にも効果があるとされていて、健康のためには大変適した成分です。
古き日本から関わる「お茶」
歳時記では、「茶摘み」は「八十八夜」とともに春の季語です。
そして、「新茶」は夏の季語とされています。
これにはいくつか理由があるようです。
昔は暦の関係から春夏秋冬の区分が現在のカレンダーとは違うということ。
新茶は夏になってから飲むものとされていました。昔のお茶とは抹茶を意味していました。抹茶になるまでの工程が時間経過があるため、人々に飲まれるのは夏というわけです。
「古茶」も夏の季語になります。古茶は俳諧上では、去年のお茶という意味に限定されます。
日本の古い時代からお茶は人々の中にいつも関係していたものなのだと改めて感じますね♪