~受賞結果報告および受賞茶贈呈~
福岡県茶共進会の受賞者と福岡県茶生産組合連合会が服部知事を表敬訪問致しました。
6月23日に、本年5月に開催された「令和5年度福岡県茶共進会※」の受賞者と主催
者(福岡県茶生産組合連合会)が服部知事を訪問し、受賞結果を報告するとともに、受賞
茶を贈呈し、最高級の八女茶を知事に味わって頂きました。
※「福岡県茶共進会」は、県域規模では唯一の茶品評会で、県内の茶業関係者が茶の生産技術と品質の
向上を図り、本県茶業の発展に寄与することを目的とし、昭和 38 年から毎年開催。
受賞茶について
今回受賞茶は、煎茶の品種は「やぶきた」、玉露の品種は「さえみどり」です。
煎茶は八女西部平坦地域、玉露は八女東部中山間地域の茶園において、肥培管
理や被覆など周到かつ適切に栽培され、さらに優れた加工技術により製茶され
たものです。
下記4つの審査項目においてすべて満点であり、農林水産大臣賞にふさわし
い最も優秀な出品財として評価されました。
「令和5年度福岡県茶共進会」開催結果
・煎茶の部は 103 点、玉露の部は 101 点、
計 204 点が出品
・各部の第一位の者には、農林水産大臣賞
が授与される
令和5年度 福岡県茶共進会 受賞者一覧
農林水産大臣賞 受賞者
共進会 煎茶の部 第一位
受賞者 永松 敏治・永松 望
受賞茶購入茶商
株式会社古賀製茶本舗 会長 古賀 祐介
共進会 玉露の部 第一位
受賞者 月足 靖彦・月足 サチヨ
受賞茶購入茶商
株式会社吉泉園 社長 吉泉 妙華
審査内容
1 令和5年度福岡県茶共進会における審査について
官能検査による熟練の茶審査技術を持つ審査員が、お茶の品質を比較し評価
しています。審査項目は次の4つで構成されています。
(1)外観(形や色)
お茶の品質は、その製造の適否や品質が外観に表れることから、最初に外観
(形や色)から審査が行われます。拝見盆と呼ばれる黒い角盆に適量の茶を入
れ、お茶の形状と色を評価します。
(2)香気(お湯で浸出した時の立ち上がる香り)
白磁の審査茶碗に茶葉を3g 入れ、熱湯を注ぎ、茶葉をネットですくい上げ、
その香りを評価します。
(3)水色(お湯で浸出した時のお茶の色)
白磁の審査茶碗に茶葉を3g 入れ、熱湯を注ぎ、5分間静置させた後茶殻を取
り除き、色合いを見ていきます。
(4)滋味(お茶の味)
水色と同じ方法で茶殻をのぞいたあと、口に含んで味を確かめます。甘味、う
ま味、渋味、苦味、味の調和、のど越し、清涼感などを細かくみていきます。