八女茶の最高峰 八女伝統本玉露 受け継がれるおいしさ

20180425玉露茶摘み 030

八女茶 のこだわりの歴史

福岡県八女市は八女茶栽培で知られています。
八女茶とは、八女市を中心に、八女郡広川町、筑後市、うきは市、朝倉市など幅広い地域で栽培されているブランド茶です。
現在、2000以上の茶農家がお茶づくりに励んでいます。
福岡県八女市は、寒暖の差が激しい山間部にあり、お茶づくりには、最高の立地です。
また、奥八女には八女茶発祥の地と伝わる「霊巌寺」があります。
八女茶のルーツを知るには大変重要な場所です。

八女茶発祥の地「霊巌寺」

応永年間、栄林周瑞禅師発願による霊巌寺は臨済宗妙心寺派の禅寺で、深山幽谷、数多くの奇岩のそびえたつ霊地です。
古くは修験道、山伏道とも、人々の修験道場であったとも言われています。
南北朝時代、南朝の天皇方は吉野山の修験を頼りとされ、吉野を根拠に60年間の長い間、北朝との抗争を続けました。
奥八女の霊巌寺も同様、寺内に現存する正規型宝篋印塔2基を証拠として、南朝の隠密基地の役割をもっていたとも伝えられています。
また、明国から持ち帰った茶の実を植栽し、栽培と製茶の指導を始めたことから「八女茶発祥の地」と伝えられており、八十八夜には周瑞禅師を偲ぶ献茶祭が執り行われています。

昔ながらの製法を貫く 八女茶

八女茶は昔から長い間培われた栽培方法があります。
わらを編んで作られた「スマキ」といわれる自然資材で、摘採が終わるまで被覆(ひふく)する製法です。
これは、通常は、手間がかかりすぎるということで、化学的な繊維を使う方向へ変化しています。
しかし、その手間暇を惜しまないことをポリシーとし、八女茶は作られています。
こうした昔ながらの技術が残る地域は全国でも数少なく、八女茶が評価される理由でもあります。

玉露 茶摘み 被覆栽培

八女茶が世界に誇る伝統本玉露

八女伝統本玉露とは 玉露は緑茶の一種ですが煎茶と異なります。
それは、茶葉の収穫前に日光を遮る被覆を施す部分です。
その結果、まろやかなうま味とコクを高めることができ、高級茶として魅了されます。
その中でも、伝統的な技法にこだわりつくられている 最高品質の玉露が八女伝統本玉露です。

八女伝統本玉露の美味しい入れ方

これまでの製法でわかるように、一般的に“お茶”といわれる煎茶や日本茶とは淹れ方も違います。
①湯冷ましに淹れ、50度ほどに冷ましたお湯を玉露用茶碗に七分目(20ml)ほど注ぐ。
②小さじ約4杯分の茶葉を急須に入れます。
③湯冷ましした茶碗のお湯を急須に2〜3分間かけてゆっくり淹れます。
④お茶が浸出するのを待ちます。※ゆすったりせず、静かに待つ。
⑤湯呑にまわし入れます。
ほんの数滴を口に含んだだけで、しっかりとした甘みと旨みが伝わります。
濃厚で、渋みや苦みといった雑味はまったくありません。
最高の味をゆっくりと心行くまでご堪能ください。

八女茶は、福岡を代表する高級玉露として知られています。
そして、お茶の平均単価も日本一です。
しかし、その日本一の冠に胡坐をかくことなく、美味しいお茶を作り続けています。
農林水産大臣賞を受賞したこともある福岡を代表する高級玉露で、お土産にもおすすめです。
高級玉露という特徴を活かした茶そばなどのグルメや高級玉露のスイーツなども人気があります。最近は緑茶ブームということもあり、ここ八女茶の高級玉露も人気が出てきています。
そして、日本の侘び寂のひとつの特徴でもあるお茶文化を楽しむこともできる八女市は、福岡でもおすすめの観光地です。
ぜひ、福岡八女市へお越しください。
そして、おいしい八女茶をご堪能ください。

八女茶の魅力、お茶のグルメと体験を満喫! – モデルコース | 八女人おすすめ|八女観光オフィシャルサイト 茶のくに八女・奥八女 (yame.travel)

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