霊巌寺で「第61回献茶祭」が開催されました。

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2023年5月2日、福岡県八女市の歴史ある霊巌寺で、新茶の季節の始まりと共に第61回献茶祭が執り行われました。立春から数えて八十八夜目のこの日は、日本のお茶文化において特別な意味を持つ時期であり、八女茶の一層の発展を願う貴重な瞬間です。

歴史と伝統が息づく場所

霊巌寺は、八女茶発祥の地として知られ、600年以上前に栄林周瑞禅師が中国から持ち帰った茶の種子を植えたことから八女茶の歴史が始まりました。この寺院は、八女茶の栽培や製茶技術が伝えられた地として、お茶業界だけでなく、文化的にも重要な位置を占めています。

献茶祭の高まり

この日、八女茶の生産者や関係者約130人が集まり、新茶の奉納と共に、茶祖栄林周瑞禅師の遺徳を称えました。参加者は、八女茶がこれからも多くの人々に愛されるようにとの祈りを込めて、一堂に会しました。

好条件がもたらした高品質のお茶

今年の献茶祭では、霜害を避けた良好な気候条件に恵まれ、形が整った美しい茶葉が収穫されました。これにより、特に甘みが強いと評される高品質の八女茶が製造されることとなり、参加者からも高い評価を得ています。

八女茶インスタグラム

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