健康の秘訣 八女茶を飲もう
ふだん何気なく飲んでいる日本の緑茶は800年以上の昔から飲用され続けられています。
お茶の中に私たちの健康保持のための有効成分がたくさん含まれていることが明らかになりました。
八女茶の成分と健康性
お茶に含まれるカテキンには抗菌作用があります。コレラ菌、腸炎ビブリオ、赤痢菌等に対し強力な殺菌作用があり、病原性大腸菌O‐175を殺すこともわかりました。
その他にも、お茶には驚くべき抗菌作用があると言われています。
八女茶の成分とその生体調節機能
お茶の成分 | 生体調節機能 |
---|---|
カテキン類 (お茶の渋み成分) | 発がん抑制作用・抗腫瘍作用・突然変異抑制作用・抗酸化作用・老化抑制作用・血中コレステロール低下作用・血圧上昇抑制作用・血小板凝集抑制作用・血糖上昇抑制作用・抗菌作用(食中毒予防)・抗インフルエンザ作用・虫歯予防作用・口臭予防(脱臭作用)など |
カフェイン | 覚醒作用(疲労感や眠気の除去)・利尿作用・強心作用 |
ビタミンC | ストレス解消・かぜの予防 |
カロチン | 発がん抑制作用 |
γ-アミノ酪酸(キャバ) | 血圧降下作用 |
フラボノイド | 血管壁強化・口臭予防 |
多糖類 | 血糖低下作用 |
フッ素 | 虫歯予防 |
ビタミンE | 抗酸化作用・老化作用 |
テアニン(アミノ酸の一種) | ストレス解消・カフェインの拮抗作用 |
おいしいだけじゃない、八女茶を飲んで健康を手に入れる
家族みんなで元気に過ごしたいものですね
八女茶 おいしさをお届けするための 厳正な審査
福岡の八女茶はより良い品質のお茶を作りだすため、に厳正な審査会が行われます。
「あまくてコクがあり旨みの強い美味しいお茶」が八女茶の特徴です。
玉露の被覆は化学繊維で織ったネットが多くなっていますが、八女の伝統本玉露は昔ながらの稲わらを使用して被覆を行っており、全国茶品評会で20年連続で農林水産大臣賞と産地賞を獲得しています。
八女茶の歴史
茶の栽培、製茶、喫茶が日本でいつから始まったかについては諸説があるが、栄西禅師が1191年にちゃの種子を中国(宋)から持ち帰り背振山に播いたのが始まりとされています。
今から約600年前の日本は室町時代の中頃にあたり(応永30年、1423年)、明国(現・中国)で禅の修行を終えた栄林周瑞禅師が、筑後国鹿子尾村(現・八女市黒木町笠原)庄屋・松尾太郎五郎久家に、持ち帰りました。
そして、茶の種子を与え製茶技法とともに一般に伝え広めたことが「八女茶」のはじまりとされ、2023年で600年を迎えます。
昔ながらの製法を貫く 八女茶
八女茶は昔から長い間培われた栽培方法があります。
わらを編んで作られた「スマキ」といわれる自然資材で、摘採が終わるまで被覆(ひふく)する製法です。
これは、通常は、手間がかかりすぎるということで、化学的な繊維を使う方向へ変化しています。
しかし、その手間暇を惜しまないことをポリシーとし、八女茶は作られています。
こうした昔ながらの技術が残る地域は全国でも数少なく、八女茶が評価される理由でもあります。
手間暇を惜しまず、長い歴史を紡ぎながら、愛されている八女茶。
おいしさは、日本だけでなく、海外へも響き渡っています。
そして、健康志向の外国の方にもたいへん人気があります。
皆さんも、おいしく飲んで健康に、八女茶で楽しい毎日をお送りください。
福岡の八女茶発生600年 八女茶のおいしさを未来へ|特集|グラフふくおか 2023 AUTUMN (fukuoka.lg.jp)